干し柿
きょうの料理 (放送)
渋柿は、皮をむいて数週間干すことで渋みが感じられなくなり、隠れていた甘みが前面に出て、甘柿に負けない濃厚な甘みを生み出します。干しはじめの3日間が大切なので、晴天が続く時季をねらって準備しましょう。
作り方
- 1渋柿は洗って水けを拭き、ヘタのヒラヒラしたところを料理ばさみで切り取る。
- 2ヘタの付け根の皮をグルリとむく。
- 3残りの皮を縦にむく。
- 4用意したひもの輪に柿の枝をくぐらせ、根元をキュッと締めてくくりつける。 ! ポイント 1本のひもの両端に柿を1コずつくくりつける。
- 5鍋に湯を沸かし、4のひもを持って柿を沈め、10秒間たったら引き上げる。
- 6戸外の風通しのよい場所に置いた物干し台のさおにかけ、柿が隣り合わず互い違いになるように干す。雨の日は、物干し台ごと室内に移動して干す。 ! ポイント ひもの中心からずらしてつり下げ、長さに長短をつけるとよい。 鳥にねらわれそうなら、あれば、家庭菜園用の鳥よけのネットをかけると安心。 干し柿を夜露に当てるとかびが生えることもあるので注意。夜は物干し台ごと室内に取り込むか、物干し台から外してざるに並べるとよい。翌朝また戸外に干す。
- 78~10日後に表面が堅く乾いてきたら、全体をやさしくもむ。翌日からは、1~2日おきにもむとよい。 ! ポイント 雑菌がつかないように調理用の手袋をするか、清潔な手で。もむことで味も柔らかさも均一になる。
- 8渋みが抜けて好みの堅さになるまで合計で2〜3週間干し、枝ごとひもを切り落とす。
ポイント
- ●干し柿の保存
- 冷蔵庫で2週間、冷凍庫で6か月間。
- 冷凍用保存袋に入れ、しっかりと空気を抜いて口を閉じる。冷凍した場合は室温で解凍するか、耐熱皿に並べてラップをし、1コにつき電子レンジ(600W)に10~20秒間かける。
- ◆皮の活用法◆
- 皮も干し柿と同様に、2週間ほど干すと渋みが抜けるので、ぬか床に入れたり、白菜漬けなど漬物の風味づけにしたりと活用できます。ざるに広げ、日中は戸外の風通しのよいところで干し、夜間は室内に取り込みましょう。
- ※保存:清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で2〜3週間。
- レピレピ
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