白菜の昆布漬け
きょうの料理 (放送)
漬物石や樽(たる)がなくても、本漬けの手順をきちんと踏めば、昔ながらの白菜漬けがつくれます。だんだんと酸味が強くなり、うまみが増していく過程に漬物を「育てる」おもしろさが実感できますよ。
材料 (つくりやすい分量)
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白菜
1/2株(約1.5kg)
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粗塩
適量(40~50g)*
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昆布
10cm
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赤とうがらし(小口切り)
少々
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*2で干した白菜の重さの4%。下漬けで3.5%、本漬けで0.5%を使う。
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※エネルギーは全量
作り方
- 《白菜を干す》
- 1白菜は根元から縦に15cmほど切り目を入れ、手で半分に裂く。
- 2大きなボウルなどに入れて流水を受けながらザブザブと洗い、水けをよくきる。ざるに並べ、3時間ほど天日干しにし、水分をとばす。
- 《下漬けをする》
- 3白菜が少ししんなりとしたら下漬けをする。重さを量り、その3.5%の粗塩を用意する。
- 〈★メモ〉このとき、本漬け用に0.5%の塩も量っておくとよいでしょう。
- 4白菜の葉を1枚ずつめくり、下漬け用の塩を2~3本の指でとって、根元のほうに塗りつけていく。
- 5根元と葉を互い違いに並べてポリ袋に入れ、水カップ1で残りの塩を溶かして加える。
- 〈★メモ〉この水は、白菜から水けを引き出すための「呼び水」といいます。
- 6ポリ袋の空気を抜きながら口をねじり上げて結び、漬物器に入れる。
- 7ふたをしてしっかりと圧力をかけ、日の当たらない場所に一晩おく。途中で一度上下を返す。
- 〈★メモ〉漬物器を使わない場合は、まな板をのせ、干した白菜の2倍のおもしをします。
- 白菜から水分が出てヒタヒタになる状態を「水が上がる」といいます。スムーズに水が上がっていなければ、再び圧力をかけてもう数時間おきましょう。
- 《本漬けをする》
- 8ざるに上げて水けをきり、軽く絞ってボウルに移す。
- 〈★メモ〉漬物器を使わない場合は、ここで重さを量っておきます。
- 9本漬け用の塩(3参照)を用意し、下漬けのときと同様に少しずつ根元に塗りつける。
- 10根元と葉を互い違いに並べて新しいポリ袋に詰め、昆布を1cm×2cm程度に切りながら加え、赤とうがらしを散らす。
- 11漬物器に納め、ポリ袋の空気をしっかり抜きながら口を結ぶ。
- 12ふたをして圧力をかけ、日の当たらない場所に3~4日間おく。
- 〈★メモ〉途中、ヒタヒタに水が上がったら圧力を半分に弱めます。
- 漬物器を使わない場合は底面の広い保存容器に納め、本漬け前の白菜の2倍のおもしをのせます。水が上がったらおもしを半分に。
- 《道具について》
- 下漬け、本漬けとも、厚手のポリ袋と、バネで圧力をかける漬物器を使います。ポリ袋に入れるのは、白菜から出た水けを効率よく全体に回すため。白菜を洗ったり、塩をまぶすときのために、直径30cm以上のボウルもあるとよいでしょう。ざるも大きめのものを。
- 《食べごろ》
- 本漬けの3~4日後から
- 《保存》
- 完成後も圧力をかけて白菜が常に汁に漬かっている状態を保ち、冷蔵庫で保存します。その状態で約約1か月保存可能。ポリ袋から容器に汁がもれても、白菜に汁が回っていれば大丈夫。汁が回らないようならポリ袋を替え、容器にもれた分を戻し入れましょう。
- 漬物器から出したら(おもしをはずしたら)、汁ごとジッパー付き保存袋に移して冷蔵し、4~5日間で食べきりましょう。
- レピレピ
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