作り方
- 1大きな鍋やボウルにたっぷりの熱湯を入れ、栗を約1時間つけておく。 ! ポイント 熱湯につけておくと鬼皮が柔らかくなり、むきやすくなる。
- 2灰はさらし袋に入れて口を縛る。 ! ポイント アクを抜くために灰を加えてゆでる。さらし袋の代わりに、市販の不織布のだしパックに灰を入れてもよい。
- 3栗のくぼんだ側(ふくらんでいないほう)の、座(おしりのザラザラした部分)とツルツルした部分の境目に包丁を入れ、中心から頭に向かって鬼皮をむく。同様にしてすべての鬼皮をむく。
- 4鍋に3の栗を入れてヒタヒタに水を注ぐ。塩と2(または重曹大さじ1+1/2を直接加える)を加え、強火にかける。沸騰したら弱火にし、約20分間煮て火を止める。 ! ポイント 鍋の中で栗が踊らないよう、火加減に注意する。
- 54の鍋の湯をきる。栗の渋皮に残っている筋を指でそっと取り除き、きれいに洗う。 ! ポイント ざるに上げると栗が傷つくことがあるので、ふたをして鍋を傾けて湯をきる。
- 6きれいに洗った鍋に栗を戻し入れ、再びヒタヒタに水を注ぎ、4で使用した灰(または重曹大さじ1+1/2)を加えて同様にゆでる(塩を加えるのは1回目だけ)。これをあと2回繰り返す。 ! ポイント 水を注ぐときは、栗に直接当たらないように鍋肌からそっと入れる。最後にゆでるときだけ、灰(または重曹)は加えなくてよい。
ポイント
- ◆つくる前に◆
- 栗を買ってきてすぐにつくらない場合は、一晩水につけておくのがおすすめ。中に虫がいる場合も水につけておくと外に出てくるので安心です。
- ◆栗の甘みが足りないときは◆
- ゆで終わってから、ゆで汁にはちみつ大さじ6を加えて火を止める。ふたをしてそのまま一晩おいて味をなじませる(室温が高い場合は粗熱が取れたら冷蔵庫に入れる)。
- ※1歳未満の乳児には与えないでください。
- ◆脱気をして保存しましょう◆
- 煮沸消毒した清潔な保存瓶に、ゆで栗をゆで汁ごと入れる(一晩おいて冷めている場合は、人肌程度まで温めてから保存瓶に入れる)。ふたをゆるく閉める。鍋に入れ、瓶の高さの半分まで水を注ぎ、火にかける。沸騰したら、そのまま10分間ほど加熱して脱気する。熱いうちに布巾などを使ってふたをきつく閉め直し、粗熱が取れたら冷蔵庫などで保存する。
- ●保存
- 暗くて涼しい場所、または冷蔵庫で1年間。開封したら冷蔵庫で保存し、2~3日間で食べきる。