材料 (つくりやすい分量)
- 【塩漬け】
- 完熟梅1kg
- 粗塩140g
- 焼酎 (35度以上)適量
- 【赤じそ漬け】*白梅干しにする場合は省略。
- 赤じそ正味300g
- 粗塩60g
- 梅酢カップ1/2
作り方
- 塩漬け(6月上旬~下旬)
- 1梅は水でサッと洗い、竹串でなり口のヘタを除く。かぶるくらいの水に6時間つけてアク抜きをする。布巾や紙タオルで水けを拭き、ざるに広げて乾かす。
- 2焼酎をしみ込ませた布巾で梅を1コずつ拭く。同じく焼酎をしみ込ませた布巾で拭いたまな板にのせ、手で軽く押しながらコロコロと転がす。
- 3容器に塩の1/3量を入れ、梅と残りの塩を2回ずつに分けて交互に入れる。
- 4表面を2枚重ねにしたラップで覆い、1kg(梅と同じ重量)のおもしをのせる。ふたをして直射日光の当たらない常温の場所に置き、1日1回容器を傾けてグルリと回し、梅酢を全体に行き渡らせる。
- 5いちばん上の梅まで梅酢が上がったらおもしをはずす。
- 赤じそ漬け(6月中旬~下旬)
- 6赤じそは葉を摘み、たっぷりの水でよく洗ってざるに上げる。布巾や紙タオルで水けを拭き、ざるに広げて乾かす。
- 7赤じそをボウルに入れ、塩の半量を加えてよくもむ。アクが出てきたら絞り、絞り汁は捨てる。残りの塩を加えてさらにもみ、絞って別のボウルに赤じそを取り出す。
- 8梅酢を加えて全体になじませ、鮮やかに発色させる。
- 9塩漬けした梅に梅酢ごと加える。ふたをして直射日光の当たらない常温の場所に、土用干しまでおく。
- 土用干し<1日目・2日目>(7月下旬~8月上旬)
- 10梅をざるに間隔をあけて並べる。赤じそも好みで汁けをきってざるに取り出し、赤じそふりかけに(全体備考参照)。
- 11風通しをよくするためにざるの下にバットなどを敷いて屋外に干す。朝7~9時に干しはじめ、午後3時ごろ取り込んで梅酢に戻す。2日目も同様にする。
- 土用干し<3日目>(7月下旬~8月上旬)
- 121日目と同様に梅を干し、梅酢も容器ごと外に出して日光に当てる。そのまま一晩おいて夜露に当てる。
- 13翌朝取り込み、梅は梅酢にサッとくぐらせてから保存容器に入れる。梅酢は消毒した保存瓶に入れて常温で保存する。
ポイント
- ◆梅干し成功のポイント◆
1. 梅は塩漬けの前にしっかりと乾かす。
2. 梅を1コずつ焼酎で消毒してから塩をまぶす。
3. 2重のラップで空気に触れさせないようにする。
4. 1日1回容器を回して、梅酢を全体に行き渡らせる。
それでもかびが生えてしまった場合は、かびをきれいに取り除いて梅を取り出し、1コずつ焼酎で洗って梅酢に戻す。さらに梅の表面に焼酎をスプレーすればより安心。◆容器とおもし、消毒について◆
3リットル入る、ホウロウ製の容器を使用。容器とふたは消毒する。おもしは梅と同じ重量(1kg)を用意し、焼酎(35度以上)や食品用アルコールをしみ込ませた布巾で拭く。
完成した梅干しは、酸に強いホウロウや陶製の容器に入れて、直射日光を避けて常温で保存する。◆食べ頃◆
すぐに食べられるが、半年~1年間おくと、うまみが増しておいしい。◆赤梅酢&白梅酢◆
一般的な穀物酢よりも酸味がまろやかで、梅の芳じゅんな香りがする。