材料 (つくりやすい分量)
- 青梅500g
- 粗塩40g
- 焼酎 (甲類35度)40ml
- 卵の殻2コ分
作り方
- 1梅は一晩水につけ、アクを抜く。たっぷりの水分を含ませることで、みずみずしい状態になる。
- 2卵の殻は熱湯で2~3分間ゆで、内側の薄皮をむく。1cm大に砕き、天日に半日ほど干して乾かしておく。
- 3梅を紙タオルで押さえて水けを取り、竹串で梅のヘタを丁寧に取る。
- 4肉たたきの平らな面に布巾をたたんだ物を巻き付けて輪ゴムでとめる。木のまな板の上に梅を置き、梅の中心の筋に沿って包丁を当てる。肉たたきの平らな面で包丁の背をトンとたたき、梅を種ごと半分に割る。
- 5ペティナイフの先で種の周りに沿って切り目を入れ、種を除く。
- 6ホウロウ容器に焼酎適量をふり、5の梅を並べ、粗塩適量をふる。焼酎をふり、梅を並べ、粗塩をふる作業を繰り返す。
- 72の卵の殻をガーゼや布の袋に入れて6の上にのせる。
- 8厚手の紙タオルを広げのせ、ホウロウのバットをかぶせる。2.5kgのおもしをのせて冷蔵庫に入れる。
- 92~3日間たつと、梅酢が上がりはじめる。1日2回ほど、器を揺すって塩が均等に行き渡るようにする。梅全体に梅酢が上がればでき上がり。梅酢ごと清潔な保存容器に移し、梅酢に梅が浸るようにして冷蔵庫で保存する。
ポイント
- ◆刻んでご飯に混ぜ込んでおにぎりにしたり、薄切りにして炒め物に入れてもおいしい。
【保存】
冷蔵庫で約1週間。【道具のこと】
「ホウロウ容器」
ホウロウの容器は酸や塩に強いので、保存食づくりには欠かせない。特に口径が30cm以上あるものは、素材を洗ったり、水につけたりなどの下準備に重宝する。また、漬物用のおもしがない場合は、ホウロウ容器にビー玉などを入れて代用するとよい。重さの調節が簡単で、場所をとらない。
「ガラスの保存瓶」
密閉して冷蔵庫で長くおくのに便利。ふたもガラス素材のものは、塩や酸が強いものでもサビる心配がない。
※どちらもきれいに洗い、乾いた布でしっかり水けを拭き取ってから使う。【梅】
梅ジュースには南高梅を、カリカリ梅には実のしまった青梅を使用。どちらも大粒で香りがよく、みずみずしいものを。「青果店や生産者の方に、仕上がりや熟し具合を積極的に聞き、選んでください」(松田さん)