材料 (容量1.5リットルの保存瓶1コ分)
- キャベツ1コ(1kg)
- 粗塩小さじ4(20g)
- きび糖小さじ1/2~1
- 【A】
- 干したしょうが適量
- 干したみかんの皮適量
- 赤とうがらし1本
作り方
- 1キャベツは洗って水けをきり、縦半分に切る。端から斜めに包丁の刃を入れ、繊維を断つようにしてせん切りにする。
- 2少し切ったら向きを変え、角を落とすような感覚で、外側から芯のほうへと切り進めていく。残った芯は取り除く。
- 3ジッパー付きの保存袋(大)にキャベツの半量を入れ、粗塩の半量を加える。
- 4袋の上からしっかりともんで、塩をなじませる。
- 5少ししんなりとしたら、残りのキャベツと粗塩、きび糖を加え、よくもんでなじませる。
- 6【A】をところどころに散らすようにして加え、空気をしっかりと抜いて袋の口を閉じる。
- 7水の入ったペットボトルなどで1.5kg~2kgのおもしをし、3~6日間(夏場は1~2日間)常温におく。
- 8表面が泡立ってきたり、味をみて酸味が出てくれば発酵したしるし。消毒した保存瓶に移して冷蔵庫におき、清潔な箸で取り出して使う。日がたつにつれ、酸味とうまみが増す。
ポイント
- 【3つの香味をプラス!】
◆しょうが◆
輪切りにして干すと、「ジンゲロール」という辛み成分が「ショウガオール」に変わり、胃腸を刺激して血流をよくすることで体を内側から温めます。この成分は皮に多く含まれるので、よく洗って皮ごと使うか、むいた皮を干して活用しましょう。
◆みかんの皮◆
表皮に含まれる精油成分「リモネン」は、リラックス効果のある甘酸っぱい香り。皮の内側に多い「ヘスペリジン」という成分には毛細血管を強くする働きがあり、血流をよくして冷え性の改善に効果があるといわれます。国産みかんの皮をよく洗って干しましょう。
◆赤とうがらし◆
「カプサイシン」という辛み成分には、エネルギーの代謝を促進して血流をよくするなどの働きがあります。漬物や保存食に加えるとほのかに辛みがついて味を引き締める効果もありますが、ここでは主に腐敗を防ぐ目的で使います。【食べごろ】
漬けて約1週間後から。【保存】
冷蔵庫で約1か月間。 - 香味乳酸キャベツを使ってこんな料理も
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