材料 (つくりやすい分量)

  • レモン (国産) 3コ
  • 粗塩 大さじ3
  • クローブ (ホール) 3コ
  • シナモン (スティック) 1本
  • 適量

作り方

  1. 1レモンは表面を水でぬらして塩適量をまぶし、皮をよくこすって洗う。紙タオルで水けをしっかりと拭く。
  2. 2まな板の上に置き、皮と果肉が柔らかくなるように、上から軽く押しつけるようにして転がす。
  3. 3ナイフの刃元などでヘタを取り除く。
  4. 4レモン1コは、塩となじみやすいように皮に数か所、浅く切り目を入れる(切り目の形は好みでよい)。完全に切り離さないようにして、放射状に8等分に切り目を入れる。
  5. 5残りの2コは横半分に切る。そのうち1/2コは、放射状に4等分に切り目を入れ、別の1/2コは8等分に切り目を入れる。
  6. 64、5で切り目を入れたレモンにクローブを1コずつ刺す。
  7. 74のレモンの切り目を入れた側から粗塩大さじ1を詰め、保存瓶に入れる。5で切り目を入れたレモンは、1/2コにつき粗塩大さじ1/2を詰めて加える。
  8. 8シナモンを加え、残りのレモンの果汁を搾る。搾ったあとの皮も加え、粗塩大さじ1を詰め、ふたをして常温におく。
  9. 9時々上下を逆さまにしてなじませ、1週間ほどたって粗塩が完全に溶け、液体になったら完成。室内の暗く涼しい場所(ない場合は冷蔵庫)におき、清潔なスプーンなどで取り出して使う。日がたつにつれ、酸味と塩けがまろやかに。

ポイント

  • ◆スパイスレモン塩◆ 皮と果肉の塩漬け。料理によっては、一緒に漬けたスパイスとともに使う。 ◆スパイスレモン塩エッセンス◆ 塩の溶け込んだ果汁。皮のペクチンが溶け出しているので、少しとろみがある。 【2つのスパイスをプラス!】 ◆クローブ◆ 甘く刺激的な強い香りはかんきつ類との相性がよく、紅茶やハーブティーなどの風味づけにもよく使われる組み合わせ。「オイゲノール」という抗酸化力にすぐれた成分が含まれ、消化を促進して胃腸の働きをよくしたり、体を温める効果があるといわれている。 ◆シナモン◆ 甘い香りとほのかな辛みがあり、お菓子の風味づけによく使われるおなじみのスパイス。末端まで血流をよくする働きがあるといわれ、体の冷えを改善したり、胃腸や肌の調子を整えたりと、女性にうれしい効果で知られている。 【食べごろ】 漬けて約1週間後から。 【保存】 暗く涼しい場所で1~2か月間。 ◆つぶつぶレモン塩◆ スパイスレモン塩の皮についている実の部分を除き、細かく刻んだものをオーブン用の紙に広げて1~2日間天日干しに。完全に乾燥させて瓶などに入れておくと、少量だけ使いたいときに便利。
  • ◆スパイスレモン塩を使ってこんな料理も◆ 豚肉とたまねぎのスパイスレモン塩煮 鶏もも肉のグリル スパイスレモン塩風味 根菜と豆のスパイスレモン塩ピクルス 温野菜のサラダ スパイスレモン塩ドレッシング ふわふわレモン塩マヨネーズ えびのスパイスレモン塩ピラフ